2006.01.07 震岳の隠れ頂に佇む石仏 CANON IXY DIGITAL 320 (1/25)
熊本県山鹿市にある震岳(ゆるぎだけ)は国道3号線のそばにあり、名刹日輪寺の背後に小高くそびえる山です。麓の道路を一周してもわずか10キロ程度しかありませんが、小さいながらも独立した容は山鹿の盆地で一際目立つ存在です。一帯は古墳などがある地域で、震岳も日本書紀などにその名があるらしく、歴史的にも魅力的です。
ただ、登山の情報は非常に少なく、昨夏に地図を片手にまず下見に出かけました。4ヶ所ほど見つけた山道の入口は道標などがなく、山頂まで達する道なのか判断できませんでした。ひとまず歩きやすい冬まで待つことにしました。
そして今回。国道3号線金堀交差点より500Mほど入ったところにある小坂の神社脇から入山、地図に三岳と記された小ピークを経由して縦走的に尾根伝いに震岳山頂に達し、上吉田の集落へ下山。麓を半周するという計画を立てました。
午前10時5分に出発。出だしは植林地です。作業林道のような道が続いてしばらくは順調でした。ところが、いつの間にか辺りが雑木に変わったころ、やはり踏み跡を見失っておりました。これ以降は覚悟をしていた藪漕ぎです。
午後12時50分。山頂と思われるピークに到着しました。所要2時間半強。悪戦苦闘、やっとの思いです。途中、ほとんど眺望がなく、猪などが通ったような「木々の隙間」はあっても道と呼べるような人の踏み跡を見つけることはできませんでした。山中に唯一人、なかなか冷静に歩くことは出来なかったようです。気がつけば冬なのに全身汗まみれになっておりました。
さて、ようやく辿りついたその頂の中心には一体の石仏がありました。よし! まさに山頂に違いないと一等三角点を探しますが見つかりません。そして、ほどなくここが震岳の山頂ではないことを薄々感じ始めます。
震岳の山頂はこの”隠れピーク”よりさらに5分ほど南西に歩いたところにありました。山頂からは木々の間からわずかに眺望がある程度でしたが、祠などの遺物やペトログラフのような奇岩がところどころ目に付きます。コーヒーを沸かして一息し、午後2時過ぎに下山に入りました。
山頂から上吉田方面はたまに赤テープなどもあり、わりと踏み跡もしっかりしておりました。
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